出っ歯だと口が閉じられなくなるのでドライマウスになります
出っ歯というのは上の歯並びが下の歯並びよりも大きく前に突き出てくる状態です。
上の歯並び全体または前歯が出てくることで口が正常に閉じられなくなり、開けていることが増えるためドライマウスになります。
通常であれば口を閉じていられるのですが、出っ歯によって閉じられなくなってしまうことでドライマウス状態になるため、出っ歯の人に多い症状です。
まずはドライマウスは口内の水分がなくなってしまう状態です
ドライマウスは口腔乾燥症とも言われ、唾液の分泌量が低下し唾液の質にも異常が生じて、口内が乾燥する病気です。
のどが渇いて痛みを感じることもあるので、ドライマウスになると口内に不快さを感じることが増えます。
水分の少ない食べ物を飲み込みにくくなるほか、口の中がネバネバする、常に口内が乾燥しているように感じる、舌苔が目立つ、口臭が気になる・・・などドライマウスによって口内ではさまざまなトラブルが発生します。
このドライマウスが出っ歯によって引き起こされるケースがあります。
出っ歯で口が閉じられなくなるためにドライマウスになってしまいます。
よって、出っ歯が以前よりもひどくなった、口内が乾いたり口臭が気になったりといった悩みが出てくると出っ歯によってドライマウスが進んでいる証拠にもなるでしょう。
ドライマウスの症状や原因は人によって異なりますが、出っ歯がドライマウスの要因の1つになりうることは事実です。
ドライマウスは口内の病気も招きます
ドライマウスになると口内環境が悪化します。
健康的な人と比べると唾液の量が少なくなるので、細菌を洗い流す自浄作用というものもなくなっていきます。
その結果、ドライマウスから虫歯や歯周病になるリスクも高くなります。
虫歯や歯周病は日頃の食べ物や歯磨きの有無などによって発生するように思われがちですが、実はドライマウスになっているため口内環境が乱れて歯の病気になる確率も高くなるのです。
虫歯や歯周病が増えてくると、体全体の免疫力も下がります。
ちょっとしたことで怪我をしやすくなったり体調を崩しやすくなったりすることもあるので、ドライマウスを過信してはいけません。
ドライマウスによって虫歯などのリスクが高まるため、出っ歯で口がいつもきちんと閉じられていないと感じている人は、定期的に歯科で検診も受けましょう。
そして、出っ歯を改善していく方法を考えてドライマウスを解消するようにしないと口内に悩みはすっきりと治りません。
このように出っ歯とドライマウスは切り離せない関係にあるのです。
ドライマウスはセルフケアでも改善できます
出っ歯になるとドライマウスになる確率も高くなるのですが、ドライマウスをセルフケアで改善する方法があります。
そこで、以下のポイントを抑えて今日からドライマウスのセルフケアを始めてみましょう。
- ストレスを溜めないようにする
- 食事の時にはよく噛む
- 部屋の乾燥を防ぐ
- 規則正しい生活習慣を送る
- アルコールや喫煙は控える
この5つを実践するだけでもドライマウスは改善することができます。
出っ歯からドライマウスになっているのはすぐに治すことはできません。
毎日の生活に注意しながら出っ歯を同時に治していくことで、ドライマウスからも開放されるでしょう。
まずは規則正しい生活と正しい食事を行い、周りの部屋の環境も見直してみてください。
自分でできるドライマウスのセルフケアを実践しながら、出っ歯の改善も図っていくとよいでしょう。
(まとめ)出っ歯だとドライマウスになりやすいってホント?
ドライマウスは言葉のとおり口内が乾燥した状態ですが、出っ歯で歯が出てくることで口がきちんと閉じなくなるために起こります。
通常問題なく閉じられる口が出っ歯によってできなくなってしまうため、ドライマウスの症状を感じる人は多いです。
ドライマウスは口内が乾燥することで唾液に変化が現れ、のどの渇きや痛み、ネバネバ感、口臭が発生するなど人それぞれ感じる症状が違います。
ドライマウスでなければ感じない症状ですが、出っ歯によって発生することがあるという点を理解しておきましょう。
ドライマウスからは虫歯や歯周病のリスクも高まるので、油断はできません。
歯のトラブルが増えると体の免疫力も下がるので体調不良を感じることが多くなります。
このような悪循環を断つためにもドライマウスと出っ歯の両方をケアしていく必要があります。
ドライマウスをセルフケアで改善していくことも出っ歯によるドライマウスを少しは軽減できるでしょう。
今の生活を振り返ってみて、正しい生活を送るように心がけてみましょう。
そうすることでドライマウスが少しは改善されるでしょう。