唾が飛ぶ原因のひとつが歯並びです
歯並びが悪いと必ず唾が飛ぶわけではありません。
唾が飛ぶのは喋り方や頬の筋肉などに原因があるともいわれています。
しかし、歯並びによっては唾が飛びやすくなることもあります。
特に歯と歯の隙間が空いてしまう歯並びだと、唾が飛びやすいと考えらます。
喋るときに唾が飛ぶという人で、歯並びも悪いという人は矯正することで改善する可能性があります。
歯に隙間があると唾が飛びやすくなります
喋るときに唾が飛ぶ理由はいくつか考えられています。
まずは唾を飲み込む間もなく急いで喋ってしまうことです。
口内にある唾を飲み込まず、まくし立てるように喋ることで口内に溜まった唾が飛んでしまいます。
口内の唾をゆっくりと飲み込みながら喋ることで改善される可能性があります。
ゆっくり喋っても唾が飛ぶという人は、歯並びによる影響が考えられます。
特に唾が飛びやすいといわれているのは、歯に隙間がある空隙歯列、いわゆる「すきっ歯」です。
歯に隙間があるので、唾が飛びやすいのもイメージしやすいと思います。
歯並びの状態は人それぞれなので、必ずしも空隙歯列だけが唾が飛ぶ原因とはいえません。
ほかの歯並びと合わさっていることもあるので、まずは一度医師にみてもらうのが良いでしょう。
ほかにも唾が飛びやすくなる原因としては、下の癖や口の周りの筋肉が弱いこと、口内の唾液量が増えることなどが考えられます。
口内の唾液量が多いのも唾が飛ぶ原因です
唾が飛ぶ人は唾液の量が多いという可能性もあります。
歯並びの悪さに加えて唾液の量が多いと、余計に唾が飛びやすくなるでしょう。
唾液はデンプンを消化するための酵素が入っていて、消化吸収を助けているとされます。
また口のなかを消毒し清潔に保つ役割や、虫歯を予防する役割もあると考えられていて、なくなっては困るものです。
必要以上に唾が分泌してしまう理由には以下のようなものがあります。
口内にトラブルがあると、口のなかを清潔に保とうとして唾液量が増えるといわれています。
体内で消化吸収能力が低くなっていると、それを補うために唾液の分泌が増える可能性があります。
生活習慣の乱れで消化吸収能力が低下するといわれています。
食べ物などを飲み込むことを嚥下といいます。
嚥下機能が弱いと、唾液をうまく飲み込めず口内の唾液量が増えてしまうと考えられます。
ストレスや不安など精神面の問題が原因にあることが多いです。
唾液の分泌量をコントロールしている自律神経が乱れると、唾液の量も乱れる可能性があります。
歯並びが原因の場合、矯正で改善が期待できます
唾が飛ぶ原因が歯並びにある場合は、矯正を行うことで改善される可能性があります。
歯の矯正方法としては、セラミックによる矯正などがあります。
セラミック矯正は歯を削り、上から被せものをして歯並びを整える矯正方法です。
見た目がキレイなことや短時間で歯並びがキレイになるというメリットがあることから、大人になってから始める人に人気があります。
器具を着けて行うワイヤー矯正と比べると、短時間で歯並びを矯正できるため、時間がない人におすすめの矯正方法です。
必要に応じて歯や神経を抜くこともありますが、一般的に痛みは少ないと言われています。
歯の隙間が空いてしまう空隙歯列の場合だと、より削る量が少なくて済むラミネートベニアと呼ばれる施術が取られることもあります。
歯の表面を0.5㎜程度削り、そこに薄いネイルチップのようなセラミック製の人工歯を貼りつける方法です。
歯の色もキレイになりますし、大きく歯を削る必要がないというメリットがあります。
麻酔する必要もないので痛みが少ないというのも特徴になります。
どのような施術で歯並びを良くするかは、歯並びの状態によって異なります。
自分に適した方法を医師と相談したうえで選びましょう。
(まとめ)喋ると唾が飛ぶのは歯並びのせい?
喋るときに唾が飛ぶ理由はいくつか考えられますが、歯並びも関係している可能性があります。
特に隙間がある歯並びだと唾が飛びやすいと考えられます。
歯並びが原因であれば、矯正による改善も期待できます。
唾が飛ぶ原因は急いで喋ることや、唾液量が増えることなどいろいろと考えられます。
歯並びの悪さもそのひとつです。
特に歯と歯の隙間が開いてしまう歯並びは唾が飛びやすいといわれています。
口内の唾液の量が増えれば、当然唾が飛びやすくなってしまいます。
唾液は必要なものですが、口内トラブルや生活習慣などで必要以上に分泌されることがあります。
歯並びの悪さと重なることで、余計に唾が飛びやすくなってしまいます。
歯に隙間がある場合は、矯正で改善することも可能です。
セラミック矯正では短時間で歯並びを良くすることができます。
状態によってはより手軽なラミネートベニアと呼ばれる施術で、歯の隙間を埋められる可能性もあります。